メンテナンスをする

歯科治療室の椅子

インプラント治療といえば、歯科における画期的な治療法として近年注目を集めている技術です。これは、虫歯などで失われた歯の痕に人工歯根を埋め込み、その上に人工の歯を取り付けるというものです。非常に優れた性能を持つことから乳歯・永久歯に続く「第三の天然歯」と呼ぶ人もいるくらいです。 インプラント治療が優れている点はまず第一に使用感が自然だということです。人工歯根は顎の骨と直接固着しているので安定感があり、噛む力も自然の歯に比べてさほど劣りません。 そして第二には、寿命が長いことです。同種の歯科治療である入れ歯だと5年、ブリッジだと10年程度が平均寿命だとされていますが、インプラントの場合は10年たっても95パーセント程度が残存可能だと言われています。

インプラントは寿命が長いと先に述べましたが、これには「メンテナンスをしっかりすれば」という条件がつきます。インプラントの材質自体は半永久的な寿命を持っていますが、メンテナンスを怠っていると歯周病菌が骨を侵食したりすることで土台がぐらついてしまいます。そうならないためには、日ごろのお手入れが欠かせません。 メンテナンスの基本となるのは、歯科医院での定期的なチェックです。治療後最初の1年は年3〜4回、それ以降は年に1〜2回の歯科検診を受けて、何か問題が発生していないかどうかを検査してもらいます。 もちろん自宅でのメンテナンス、すなわち毎日の歯磨きや歯間の掃除も大切です。「第三の天然歯」とは、天然の歯と同じだけの手入れが必要であるという意味でもあるのです。